インドネシアの高速鉄道が日本ではなく中国に流れ日本に対して不義理を働いたこと

インドネシアの高速鉄道が日本ではなく中国に流れ日本に対して不義理を働いたこと

インドネシアでは高速鉄道の建設において中国と日本が受注プレゼンを繰り広げていたものの結局中国が受注し、日本の提案内容を中国に見せてしまうという不思議なことをするインドネシア、さらに建設計画が伸びに伸びた上に改めて日本に途中傘下をお願いしたいというインドネシア・・・。

色々おかしいことが多いことを理解しておくことは、今後必ず発展していくインドネシアとの付き合い方において重要と言えます。

高速鉄道のプレゼン内容

中国・・・債務保証も財政負担もなし、短い工期での完成
日本・・・安全性を前面に打ち出し、インドネシア政府による債務保証を求めた

結局安くて早い中国に発注したインドネシアでしたが、結果は残念ながら予定工期を2年オーバーしても完成していません。さらに安全性に関しては疑問符が残る高速鉄道という危険なインフラ。個人的にはインドネシアで高速鉄道は乗りたくありません。

さらに日本が制作した環境への影響をまとめた資料をインドネシアが中国に提示し、中国がそれを活用したという愚行に出てしまうインドネシア・・・。倫理観に疑いを持っておくことは必要でしょう。信用というものはないと仮定して付き合うべき国であることが透けて見えてきます。

日本の大多数の市民はほとんどインドネシアのことを知りませんし、このようなことが起きたことを知らない人が多いですが、当時菅義偉官房長官は「経緯については理解し難い。極めて遺憾である」としてインドネシア政府への不信感を露わにしたことが印象的で、明らかにおかしい部分があったことが読み取れます。

中国の工期が2年遅れていること

中国のやることは誰も信用していないと思いますが、実際にインドネシアでも工期の遅れが発生しています。

2015年に着工し、2019年に完成して営業がスタートする予定でしたが、結局2022年になっても未だ完成していません。

遅延の理由は用地買収に時間がかかったこと。2020年中盤からはコロナの影響があったことでした。しかし本来はコロナの前の2019年に終わるはずでしたよね。明らかに言い訳がおかしいですが平気でこのようなことをするのが中国です。

さらに建設費用は当初約55億ドルだったものが約79億ドルにまでふくれあがったとのこと。

現在は土地買収が完了し、2022年12月に完成予定だそうですが、中国のことなので遅れる可能性はありますし、この高速鉄道は高架線路なので160km以上で走る高速鉄道に耐えられるのか耐久性・安全性の面でも相当な疑問が残ります。

なぜか日本に改めて追加工事を依頼してくるインドネシア

インドネシアでは工期があり得ないほど伸びていること、さらに周辺住民の家に亀裂が入るなどの工事による周辺への影響が大きくなっていることなどから、日本に頼んでおけばよかったという声が政府内で流れているそうで、実際に中国推しだった人物は外に追いやられたらしいです。

現在日本は別の鉄道計画に参画していることから、この高速鉄道の計画にも参画してもらおうという声が出始めたというから驚きです。普通の感覚だとそんなことは言えないと思いますが・・・。日本政府としても困惑しているとのこと。

結局は目先の利益に目がくらんでしかも日本の資料を渡してしまうという不義理を働いたインドネシア政府が悪いのですが、色々付き合い方は考えていくべき事例であることは間違いありません。

また突貫工事で作られた高速鉄道が運用中に崩落するなどしないことを祈るばかりです。

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