
夜眠れない原因
眠りたいのに眠れない、ベッドに入ってもなかなか寝付けない、という方は不眠症のひとつ、『入眠障害』の可能性があります。
人は体内時計のサイクルによって朝起きて活動し、夜になると自然に眠くなって眠れるものですが社会的な生活をすればするほど自然な睡眠はなかなかとれなくなってしまいます。
夜眠れないことは特別なことではない、ということを頭に入れて、夜眠れない原因についての解説を読んでみてください。
夜眠れない原因をピックアップ
- 学校や仕事でストレスを感じている
- 日中の達成感がない
- 夕食後にコーヒーをよく飲む
- 寝る前までパソコンやスマホの画面を見ている
- 不安で気になることがある
- 夜運動や筋トレなど激しく体を動かした
これらに当てはまっていれば、快適な入眠はなかなかできないかもしれません。
学校や仕事でストレスを感じている
ストレスはすべてにおいて良いことはないと言えます。日中のストレスで神経過敏になることはよくあることで、慢性的にストレスを感じているとなかなか寝付けなくなることは珍しくありません。
たまに嫌なことがあったな、という程度であれば、眠ることで脳に掛かるストレスを改善させ嫌なことを緩和させる働きが睡眠にはあり、またこのくらいの単発的なストレスでまったく眠れないということは珍しいのではないでしょうか。
逆に日々感じないストレスを感じて興奮が収まらない、いてもたってもいられない、という場合はあり得ます。
これストレスへの対処法としては、簡単で単純で、軽くストレッチしたりゆったりとお風呂に使ったりしてストレスを軽減することです。ありきたりなことだと思いがちですが、実は快眠にはとても効果的なことなのでストレス解消というだけでなく、良い眠りのためにストレッチと入浴はやってみましょう。
ストレッチでストレスでこわばった体をほぐし、また老廃物が体に溜まるのを防ぎます。
入浴は体を温めることで体温が上がり、眠るまでに体温が下がっていくと自然と眠りに入ります。これは快眠の基本的なことです。慢性的なストレスでなければまずはこれらを試してください。
日中の達成感がない
休日など家にいてゴロゴロしていたら日が暮れた、今日も何もしなかったなあ・・・と思ったり達成感のない毎日を過ごしていてそれが原因で眠りにくくなっている場合もあります。これもストレスの一種で下手すると入眠導入剤を使ったほうが良い眠りに入れる人が多いです。
気持ちの持ちようで、凝った料理を作ったり逆に普段行かないお店で外食したり、ということをするのもよいでしょう。ただこれが慢性的な場合は気持ちの持ちようでなんとかなるレベルではない可能性が高く、睡眠サプリや入眠導入剤、睡眠薬なども検討したほうがよいでしょう。
これらはすべて副作用が強くないため、特に気にすることなく快眠のために飲むと思って大丈夫です。決して不眠症対策のためと思わず、良い眠りのために、と思ったほうがよいですね。
夕食後にコーヒーをよく飲む
これは単純です。コーヒーの覚醒作用で入眠が妨げられます。また、コーヒーをねむ直前に飲んでも秒速で眠れるという人もいますが、覚醒作用はしっかりと体に効いていますので、睡眠の質は低くなっていて寝る時間は遅くないのに眠った気がしない、という状況に陥ることが多いです。
夕食後はまったりコーヒーを飲みたい、という方はデカフェにするか、睡眠の5~6時間前までにコーヒーを飲むようにしましょう。
寝る前までパソコンやスマホの画面を見ている
パソコンやスマホのブルーライトは非常に光が強いため、目から入ってくる光の刺激で体内時計が狂います。
朝日を浴びてスタートした体内時計が眠る時間になっても明るい光の刺激によって体内時計がなかなか一周しないため、体は眠る時間ではないと勘違いしてしまうのです。
これを防ぐには当然ですが寝る2時間前までにパソコンやスマホを見るのをやめることです。これだけでも違いがありますが、さらに室内の光も寝る1時間前には間接照明に切り替えて暗くします。これで体内時計を正常に働かせるのもとても大切です。
不安で気になることがある
明日の試験が心配、プレゼンが心配、人生のことで悩みがある、など不安を感じている場合は当然眠れせん。不安はそれが過ぎてしまえば基本的には解消できますが、慢性的に不安を抱えてしまっている場合は睡眠サプリや入眠導入剤を使うことも考えてください。
神経の興奮を極力抑えて体内時計を正常化することが大切
ここまで色々な入眠障害について書いてきました。
基本的には神経過敏な状態はまず厳禁、そしてできるだけリラックスした状態を寝る前までに作っておくということです。これを意識してもできない状態が『眠れない』という状況であり、入眠障害と診断されます。
解決策は日常生活を健康的なサイクルにしていくことが大切ですが、それだけで睡眠障害が改善されるならここまで悩む人はいないでしょう。
睡眠薬というと怖いイメージがつきまといますが、最近の睡眠薬はとても安全であり、眠れないことが続いてうつ病になるならその前に睡眠薬や睡眠サプリなどを飲んでぐっすり寝て、眠れないストレスから解放されるほうが精神衛生上好ましいと言われています。