グルテンフリーはダイエットの意味はない、デメリットが多いのでやめるべき

グルテンフリーはダイエットの意味はない、デメリットが多いのでやめるべき

グルテンフリーという言葉が健康に良い食事スタイルとしてアメリカだけでなく日本にも知られるようになりました。

しかしグルテンを含まない食事をすることで摂取すべき栄養が不足して逆に疾患リスクを高めるとして、医師は一般の人にグルテンフリーの食生活を推奨しないとしています。

ファッションでグルテンフリーを実践しているとしたら逆に健康を考えない食生活をしていることを叫んでいることと同じなので逆に恥ずかしいと思われているかもしれません。

グルテンフリー食品はグルテンに体が反応してしまう人だけが食べるもの

セリアック病患者向けの食材

小麦に含まれるたんぱく質のひとつ、グルテン。このグルテンを摂取すると免疫が過剰反応してしまう自己免疫疾患「セリアック病」患者が食べられるものとして開発されたのがグルテンフリー食材です。

セリアック病の人がグルテンを摂取することで冠動脈疾患のリスクが上がるため、グルテンを含む食材を避けるために開発されたのがグルテンフリー食材です。ダイエットや健康に良いからという理由でグルテンフリーになっているわけではありません。

そのためセリアック病でない人がグルテンフリーを食べる意味はありません。

グルテンアレルギー向けの食材

グルテンが反応してアレルギー反応を起こしてしまう人もグルテンフリー食材であればアレルギー反応を起こさずに食べることができます。

しかしグルテンアレルギーでもない人がグルテンフリー食材を食べる意味はまったくありません。

グルテンを食べられない人の割合

グルテンを食べてはいけない人はセリアック病です。それ以外は避けることで体の不調がなくなる可能性が高いのでできるだけ避けて食べるようにします。

しかしこのグルテンフリーを食べるべき人の割合を見ると多いでしょうか、少ないでしょうか。まずは血液検査や遺伝子検査をして、自分が本当にグルテンを食べてはいけない群に入るかどうか、確認すべきでしょう。何となくグルテンフリーを食べたら快調になった、程度はでは、上記の割合を見ればただのプラシーボの可能性が非常に高いです。

グルテンに反応しない多くの人はグルテンフリー食材を食べるべきではない

グルテンフリーは冠動脈疾患リスクを下げない

もともとセリアック病の冠動脈疾患リスクを下げるために作られたのがグルテンフリー食材です。セリアック病でもない人がグルテンフリー食材を食べることで冠動脈疾患リスクが同様に下げられるのか、米国の研究者チームによる実験データがあります。

1986年〜2010年にわたり、男性45,303人、女性64,714人を追跡しグルテン摂取量と冠動脈疾患の関連を調べました。この中でセリアック病の人は除外されています。結果は下記の通り。

統計学上、様々な他の要因を考慮してもグルテンがセリアック病でない人にとって、冠動脈疾患リスクを上げる要因にはならないことがわかりました。

グルテンは逆に冠動脈疾患リスクを下げる可能性すらある

グルテン摂取量が最も多い群は、グルテン摂取量が最も低い群に比べ、冠動脈疾患発症のリスクを15%下げるというデータも出ており、グルテンフリー食材を意識して食べることは、逆に冠動脈疾患のリスクを自ら上げる行為であるとも言えます。

そもそもグルテンが含まれる全粒穀物、例えば玄米などは冠動脈疾患の発症リスクや、心血管死亡率を下げることは周知の事実です。これらをあえて避けるのがグルテンフリーです。セリアック病やアレルギーでない限りはグルテンフリーにするメリットが見当たりません。

グルテンフリーで腸内環境が悪化する

グルテンを摂取しなくなると腸内環境が悪化することがわかっています。腸内のビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が減り、大腸菌などが増えて腸内のバランスが崩れたとのこと。

これがどのレベルまで悪化したのかは不明でありグルテンフリーによって腸疾患が発生したことは明らかになっていませんが、腸内環境にとってグルテンは摂取したほうが良いものであると言えそうです。

グルテンフリー食材をダイエット食材と勘違いする人が増加

グルテンフリーを健康に良さそうと思っている事自体が間違っていることはこれまで読むと理解できると思います。

しかし多くはダイエットにも良いと思ってグルテンフリー食材を取り入れているようです。が、グルテンフリーだから炭水化物が含まれていないものではなく炭水化物とグルテンは違うので低糖質ダイエットのような効果はありません。

グルテンフリー食材を食べるのではなく、小麦を一切摂取しない場合なら糖質の総摂取量が減る可能性があるので痩せる可能性も考えられますが、グルテンフリーを徹底したから痩せわけではないことを理解しておきたいですね。

グルテンフリーにすることで健康的になった感覚になるのは精神衛生上は良いことだと思いますが、本当にグルテンにアレルギーがあるかどうかは一度検査をすべきでしょう。

そうでない限り、グルテンフリー食材を食べてグルテンをできるだけ摂取しない生活は健康を害する恐れがあることを理解したいですね。



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