アライグマは外来種。なぜ野生化してしまったのか

アライグマは外来種。なぜ野生化してしまったのか

福岡県直方市いでアライグマの駆除相談をしたところ、自分で殺して燃えるゴミに出してくれと言われたニュースが話題になりました。

「アライグマ」という日本名がついているだけに日本の動物と思われがちですが、北米からの外来種です。ちなみに見た目もたぬきに似ていてアライグマとたぬきの違いがわからない人もいます。

日本では東京をはじめとして都心部にも生息しており北海道から沖縄まで日本全国で出没が確認されている有名な外来種です。

外来種のアライグマが日本で繁殖してしまった原因

もともとアライグマは北米の動物で日本には生息していませんでした。

最初に日本で野生化したアライグマは、1962年に愛知県犬山市の動物園から脱走した12匹と言われています。しかしこれが現在の日本全国に広がったアライグマではありません。

ここまでアライグマが日本全国に分布するようになったのは、1977年に放送されたアニメ「あらいぐまラスカル」の放送でアライグマ人気が爆発したことです。アライグマブームによりペットとしてアライグマが大量に輸入されるようになりました。

しかしアライグマは気性が荒くペットとして飼うのは難しかったことから野生に放してしまう人が多発し、これが現在全国で農地を荒らすアライグマ大量発生の大きな原因です。

人間が勝手に持ち込んだ外来種が日本で野生化し繁殖してしまった結果、農作物被害が年間3億円以上。各自治体で捕獲と殺処分が繰り返されているのです。

アライグマを個人が殺処分できるのか

物理的にも法的にも殺処分は可能のようですが、アライグマ自体気性が荒いので個人が捕獲するようなことは避けることが勧められます。

話題になった個人で殺して燃えるゴミに出すようなことは本来は勧められることではありません。

全国的にアライグマの殺処分が行われている

アライグマは農家を荒らしたり庭を荒らすなど被害が多く、全国的に自治体で罠を仕掛けて捕獲し、殺処分しているとのこと。

福岡県久留米市では専門捕獲業者に依頼するのではなく市職員が罠をしかけて殺処分しています。捕獲した罠ごと二酸化炭素で酸欠にして殺すそうで、外来種とは言え見た目もかわいくペットとして輸入された経緯があるため心が痛むそうです。普通ならトラウマになりそうですね。

埼玉県でもアライグマによる被害は毎年多く、罠貸し出しと、自治体や獣医師会、委託業者が殺処分にあたる連携が確立されているとのこと。

アライグマの直接被害がある場合は自治体へ相談

アライグマからの直接的被害がある場合は自治体へ相談してください。多くの場合は捕獲用の罠が貸し出され、そこにアライグマが入って捕獲できたら自治体へ連絡して引き取ってもらいます。

アライグマは気性が荒いのでこちらが怪我をするリスクが高く、野生化した動物は未知の病原菌を持っていることが多いので決して自分で捕獲しようとしないように。また捕獲して食べることも病原菌のリスクを考えると避けるべきです。

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