スギ花粉の原因、杉をすべて伐採できない理由

スギ花粉の原因、杉をすべて伐採できない理由

スギ花粉の影響は年々拡大、花粉使用は国民病というレベルにまで達しています。程度の差はありますが花粉症の辛さは誰もが見てみて感じますよね。

では花粉の原因である杉の木をすべて伐採してしまえばよいのですが、これができていれば年々花粉症患者が増え続けるわけがありません。

ここでは花粉症の原因ではスギ花粉を伐採できない理由をまとめました。

簡単にザクザク伐採はできない

基本的に森林は個人の所有者がいるため、国が勝手に伐採することができません。
また、無計画に伐採しすぎると杉の木などによって維持されている山の状態が崩れる可能性が非常に高いため、少しずつ計画的に伐採していく必要があります。
現状不要であると判断されれば当然その木はすぐに伐採できますし、伐採すべき木もたくさんあります。しかし林業が衰退した今ではそれも進んでいないのが現状です。

杉の木は二酸化炭素の吸収が良い

もともとは国が植林したのがきっけかですが、調べてみると杉の木はかなり多くの二酸化炭素を吸収することがわかっていて、そのために伐採されていないケースが多いそうです。

杉の木の二酸化炭素吸収率はヒノキやカラマツ、クヌギなどの日本古来からの木々に比べて断然良いとのこと。

さらには樹齢50年くらいまでは二酸化炭素の吸収率が衰えないので、むやみに切ってしまうのも・・・と言われれば確かにそうですよね。

花粉の少ない新種の杉の木に植え替えをしている

現在は杉の木の地球温暖化対策効果が高いことからも、既存の杉の木から新しい花粉の出にくい(従来のスギよりも花粉が99%削減)新種へと植え替えをしているそうですが、1999年からスタートし、450万ヘクタールある杉の木の植え替えはまだまだ進んでいないそうです。
そりゃ毎年花粉症がひどくなっている現状を見ればわかりますよね。

東京都は植え替えを促していますが促進している

実は東京都は都内の多摩地区に森林が密集しているためここの人工林のうち荒廃が進んでいるエリアの所有者と25年の契約をして伐採を始めています。伐採された杉の木のあとは広葉樹が植え替えられています。

都内の森林は杉の木以外の面積を含めて2万ヘクタール。毎年杉の木の植え替えは60ヘクタールしか進みません。すべてが杉の木ではありませんが、杉が大部分を占めていることを考えると軽く200年はかかると考えられています。

伐採が簡単にできれば効果が出てくるでしょうが、基本的にそれはまずできないため、今後も花粉症の特効薬などを期待しながらマスクなどで防衛していくしかありません。



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