尿から甘い匂いがするときの病気

尿から甘い匂いがするときの病気

尿をしたときに、ふと尿が甘い臭いがすると感じたら、まず思い浮かべるのは糖尿病です。尿に糖分が溶け出ているから、というのが理由だと思います。しかし糖尿病以外にも色々な病気の可能性があります。

糖尿病の可能性?

実は糖尿病になっても尿から甘い香りがすることはほとんどありません。糖尿病は尿の状態を見たり臭いをかいでわかるものではなく血液検査でわかります。

実際にブドウ糖が尿に混じって出てきていますが、尿の臭いが甘いからという理由で糖尿病の可能性を疑うのは違う、ということです。

腐った柿のような甘ずっぱいにおい

甘酸っぱい臭いが尿からする場合は、ケトン体が体内でできていると考えられます。

ケトン体ダイエットという言葉を聞いたことがありますか?糖質制限ダイエットよりもさらに強烈に糖質をカットする食事方法で一気に脂肪が減っていくダイエット方法です。一般的にはケトン体ダイエットで必要な糖質制限に耐えることは難しいですが、糖質を摂らなくなると体内でケトン体が発生し、これをエネルギーとして使います。

このケトン体が体臭や口臭、また尿の匂いを変化させます。甘酸っぱい臭いが体からもするのでよくわります。これをケトン臭やダイエット臭と言います。基本的にケトン体が落ち着けば臭いが収まっていきます。

また、自分でそこまで糖質制限していないのに甘酸っぱい臭いがする、という場合は糖尿病の可能性もあるため一度病院に行ったほうが良いでしょう。

メープルシロップのような甘い尿

尿からメープルシロップのような甘い香りがする場合は「メープルシロップ尿症」の可能性が高いです。これは急になるものではなく、生まれつきの代謝異常が原因となるものです。

BCAAというアミノ酸の代謝ができない状態でメープルシロップのような甘い尿の臭い、汗も同じように甘い臭いがします。

50万人ひとりという確率で「メープルシロップ尿症」になり、難病指定されています。

「メープルシロップ尿症」は生後間もなく行われる「新生児マススクリーニング検査」で発覚します。ですから今急になるものではありません。

食べ物、飲み物の臭いがそのまま出る

実は尿の臭いは食べ物や飲み物に影響されることがあります。濃厚な香りのものを食べたり飲んだりすると尿の臭いも同じような臭いがすることがあります。

多くの場合は匂いの強い食べ物や飲み物を飲んだことによって尿の臭いが甘くなったりします。ビールを大量に飲んだ時の臭いも普段の臭いと違うと感じたことはないでしょうか。

尿の臭いが甘いというだけで糖尿病ではないか、と普通の人はビビってしまいますが基本的にはそれほど心配する必要はありません。



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