パニック障害の症状と対処法

パニック障害の症状と対処法

パニック障害は芸能人でも休業し復帰した後に告白することがあるなど、実は誰でもなり得る病気で、普段の生活が送れなくなってしまう『脳』の病気です。

どれくらいの人がパニック障害を発症するかというと、実に3%ほどがパニック障害を発症しています。かなり高い確率で、30人のクラスで1人はパニック障害を発症することがあるということです。誰もがパニック障害を引き起こしてもおかしくないのです。

パニック障害は数週間で治ることはまずありませんが、根気よく治療することで克服することも可能です。

パニック障害の症状

パニック障害の症状は発作的に出てくることから、パニック発作と言われています。主なパニック発作の症状はこのようなものがあります。

特に動悸はよくあり、普通の人が感じる動悸とは違い、心臓が止まってしまうのではないかというほどの激しい動悸が起こることがあります。心拍数や血圧が異常な数値をみせますが、体自体に病気などがあるということではなく、これがパニック障害の症状なのです。

また、息苦しくて呼吸困難になったり、死への恐怖や逆に死ななければいけないというような恐怖心が一気にこみ上げることもパニック障害の症状の特徴です。

パニック障害かもしれない?診断方法

パニック発作が起き始めた時は、何か体のどこかがわるいのではないか、と内科などを受診することが多いでしょう。実際は精神的な病気ですから、多くの場合体に異常があったとしても、病気であることは少ないのです。

内科では原因がわからずに経過をみていくことが多く、ここではパニック障害と診断されることはありません。

ではどのような症状が重なるとパニック障害と診断されるのでしょうか。

これらの4つ以上に当てはまればパニック障害の可能性が高いと言えます。

特に具体的には、突然走り出したくなったり、泣き叫んでしまったり、死なないといけないと思ってしまうなどの強烈な症状もでます。
これらは同時に4つ以上の症状がでますので、本人は相当な精神状態に追い込まれます。これらの症状はそう感じ始めてから10分以内にピークに達し、30分前後で静まっていくことがあります。

しかしパニック発作が静まらない場合は気を失ってしまったり自殺してしまうこともあります。
何かおかしいと思ったらすぐに病院に行きましょう。

パニック障害でいくべき病院は何科?

パニック発作は身体的に現れますが、基本的に脳に作用する薬を飲むことで抑えることができます。また不安を取り除くことでパニック発作を抑えることができます。

これらはまず心療内科、精神科に行くことです。これらの病院でまずはパニック障害であることが確認されると、症状にあう薬を処方してもらえます。

薬は1種類の場合もあれば複数処方されることもあります。抗不安薬などのメインの薬と不安に寄る睡眠不足を解消するための睡眠薬などですね。基本的には薬が合うかどうか最初の段階ではわからないので、少しずつ症状の経過を見ながら薬の量を調節したり、種類を変えたりします。

基本的に精神科、心療内科には通院します。週二回~月に一回くらいの頻度が多いでしょう。慣れれば月に1度の通院になることが多いです。

パニック障害の治療方法

パニック障害は基本的に薬を飲んで症状を抑えていきます。それに平行してパニック発作が起こらないように訓練していきます。

普段何もしていなくてもパニック障害を持っている人は緊張していると言われていて、これをほぐしていきます。また、パニック発作には何科トリガーになるものがあり、それをまずは避けて、少しずつそのトリガーが怖くないものだと覚えていきます。ただし慣れることはなくストレスになるだけなので無理にトリガーに近づく必要はありません。

少しずつパニック障害の症状が出なくなっていったら薬の量を少しずつ減らしていきます。

パニック障害の治療には3年前後かかります。その間は薬の影響もあり、今までの性格や行動とは違うと思われることが多くなります。例えばやる気がでない、などです。薬によって脳に作用させるため、このように変化を顕著に感じます。本人もそうですが、周りの家族が最も変化に気づくでしょう。

完治というよりも克服という言葉がパニック障害の場合はふさわしいでしょう。数年間かけて、パニック障害を克服し乗り越えて社会復帰する人たちも少なくありません。少しずつ周囲がサポートしてパニック障害を乗り越えましょう。また、パニック障害は乗り越えられない、治らないと考えがちですが、これは医師、本人、周囲が一体となって克服できます。あきらめずゆっくりパニック障害を治していきましょう。

パニック障害の脳の状態

パニック障害はうつ病などの精神的な病気とは違い、脳の病気です。

脳の神経細胞の間で何かしらのエラーが起きて不安感や恐怖感が普段はないのに異常なまでに高まってしまうと考えられています。

下記の脳内の分泌物異常によるものと考えられているため、パニック発作を抑える薬はこれらの分泌量をコントロールするものを使います。抗不安薬などはこれらの分泌物のコントロールをする薬です。

色々と種類があり、どれが原因でパニック発作が起きているのかを薬を変えたりしながら見極めていきます。そこで合う薬があれば、続けていき克服へ進んでいきます。

ノルアドレナリン

ノルアドレナリンが異常分泌しているか、もしくはノルアドレナリンの受容体が異常を起こしていると考えられています。

セロトニン

セロトニンが不足してパニック発作が起こる、もしくは増えすぎたせいで起こると考えられています。

GABA

不安を抑えるGABAが減っているか、受容体に異常があるためパニック発作が起こると考えられています。

パニック障害の原因となるもの

これらに心当たりがあれば、医師と相談などをして避けるようにしましょう。

参考サイト

パニック障害とは|和楽会
パニック障害ラーニング
のじょ太のパニック障害克服記



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