人食いバクテリアの感染経路と初期症状、治療方法を解説

人食いバクテリアの感染経路と初期症状、治療方法を解説

人食いバクテリアをご存知でしょうか。2017年は過去最多の人食いバクテリア感染が確認され、500人以上が完成し死亡する人も多く死亡率30%と言われています。すでにプロ野球・西武の森慎二コーチも人食いバクテリアに感染し死亡したとされています。

人食いバクテリアとは何か、感染経路は、初期症状はどんなものがあるのか、感染してしまったときの治療方法に至るまで詳しく解説していきます。

人食いバクテリアとは

人食いバクテリアとは劇症型溶血性レンサ球菌のことです。感染すると進行が異様に早く、手足の色が変色してきたときにはかなり深刻な状況になっている場合が多く、感染後に死亡する確率は30%と言われています。その為、劇症型溶血性レンサ球菌は通称人食いバクテリアと呼ばれています。

特に劇症型溶血性レンサ球菌の中でも「A群溶血性レンサ球菌」という細菌に感染することで発症します。

もともと1987年にアメリカで発見されたのが最初。それからヨーロッパやアジアでも劇症型溶血性レンサ球菌による感染が発見され、現在では日本で年間100-200例が確認され、そのうちの30人~60人が死亡しています。かなり致死率の高い病気であることからも人食いバクテリアという名前がぴったりということがわかるでしょう。

人食いバクテリアの感染経路

人食いバクテリアは主に劇症型溶血性レンサ球菌に感染することで発症します。幅広い年齢層で感染しますが、主に大人に多く感染例が見られ、30代以上で感染することが多いと言われています。

感染経路は飛沫感染と直接の接触感染です。劇症型溶血性レンサ球菌に感染している人から移るということです。

特に傷口から感染するケースも多く、傷口をそのまま放置するのはダメです。

人食いバクテリアの初期症状

人食いバクテリアの初期症状は風邪に似ているため見過ごされがちですが、手足の腫れが始まったら人食いバクテリアに感染している可能性が高いためすぐに救急車を呼びましょう。

このような風邪の初期症状のような状態になっても普通は自分が劇症型溶血性レンサ球菌に感染していることは気づきません。特徴的な初期症状は手足の腫れです。これを見過ごしているもしくは軽く見ていると翌日に壊死する可能性もありますので注意してください。

まずは手足が赤く腫れてきます。そして発熱も出てきて、赤く腫れていた手足が紫色になってくるとかなり危険な状態です。この前に病院に行く必要があります。この赤い腫れから紫になるまでに数時間ととても進行が早いのが劇症型溶血性レンサ球菌感染の特徴です。

人食いバクテリアの予防方法

まずは傷口からの感染が多いので消毒し、人食いバクテリアが侵入しないようにしておくことです。特にレンサ球菌自体は珍しいものではないので、傷口がある場合はプールや川、海などに入らないようにしましょう。また傷口で何かに触ったりすることも避けます。

そして風邪と同様に飛沫感染の可能性もありますから、手洗いうがいを徹底し、マスクの着用もお薦めします。

さらに免疫力を下げないように体温を上げたりストレスや疲労を軽減しておくことも大切です。

人食いバクテリアの治療方法

人食いバクテリアは抗生物質を飲むことで治療します。梅毒などにも使用されるペニシリン系の抗生物質です。

壊死してしまった手足に関しては人食いバクテリアが大量にいるため、切断する必要があります。

参考サイト

国立感染症研究所



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