日本でジカ熱流行の可能性と対策方法

日本でジカ熱流行の可能性と対策方法

ジカ熱が南米で流行し、北米まで広がっているというニュースが話題になりました。その後日本にも入ってくる可能性もゼロではないと言われつつ、すでにジカ熱のニュースはほとんど聞かなくなりましたが、ジカ熱とは別に既に日本で流行したデング熱の懸念もあり、都内などでジカ熱とデング熱に感染している蚊がいるかどうか調査も進んでいます。

ジカ熱は島国である日本に入ってくる可能性があるのかどうか、また日本でジカ熱が流行してしまったときの対処法はあるのかどうか、詳しく解説していきます。

ジカ熱の感染ルート

ジカ熱は蚊を媒介して感染ウイルスです。
既にジカ熱に感染している人を刺した蚊が別の感染していない人をさすことによって感染が広がります。

基本的に人から人へ感染することはないと考えられていますが、輸血や性交渉によって人から人へジカ熱が感染したと思われる症例が出ています。

現在日本国内では今までジカ熱に感染した蚊が出たという情報がないため、まずは蚊に刺されないように対策しましょう。

ジカ熱の症状

ジカ熱に感染すると、蚊に刺されたその日から1週間ほどの潜伏期間があり、その後発熱や発疹、筋肉痛、関節痛、頭痛などの風邪と似た症状がでます。
この症状が7週間ほど続き、何もせずに自然と症状が消えていきます。

薬を飲んでも症状が緩和されなかったり1週間ほど続くようでしたらジカ熱感染の可能性もありますので検査してまらったほうが良いでしょう。
また、ジカ熱の症状は軽く、自覚ではない場合もあり、その際はジカ熱に感染していてもスルーしてしまっている可能性が非常に高いです。

ジカ熱の治療方法

ジカ熱には有効な薬がありません。予防薬もないため、感染してしまったらそのまま対症療法で収まっていくのを待つしかありません。

また症状は軽く、長期化することなく良くなるため、あまり気にしなくても良いと言えばよいのですが、妊婦がジカ熱に感染するとジカウイルスが胎児まで届いて、先天性のジカ熱感染が起こります。
そして生まれてくる子供が小頭症になる可能性が高くなると言われています。

ジカ熱感染がわかったら、4週間は献血などをしないようにとも呼びかけられています。基本的に体内に入ったジカ熱は28日を経過するとなくなっていくと考えられています。

胎児がジカ熱に感染するとどうなるか

ジカ熱が胎児に感染すると生まれてきて小頭症になる可能性が非常に高く、これが南米のジカ熱が流行した地域で小頭症の子供が生まれてきたことによって疑いが持たれるようになりました。
そして実際ジカ熱に感染した妊婦からは小頭症の子供が生まれてくる確立が高いため、ジカ熱と小頭症の関連性は高いと考えられています。現在でもジカ熱と小頭症の関連性の研究は続けられています。

このため妊婦や今後妊娠を考えている女性がジカ熱が流行っている地域に行くことは推奨されず、控えるように世界的にアナウンスされています。

日本人のジカ熱感染報告はすでにある

ジカ熱に感染した日本人はすでに4人。すべてが海外渡航の際に海外で感染し帰国した後に発熱や発疹が出て検査した所ジカ熱感染が発覚した例です。

日本国内の蚊に刺されてジカ熱に感染したという例はまだなく、今のところ日本は安全と言えますが、ジカ熱の症状自体が非常に弱い場合もあるため、本人が気づかなくても感染していて、そこから蚊を媒介して夏場にジカ熱が一気に広がる可能性もゼロではありません。

基本的に熱帯地域の蚊にジカ熱が感染しますが、実は日本のヒトスジシマカにもジカ熱が感染することがわかっているため、日本にもジカ熱が流行するだけの状況は揃っています。またゴールデンウィークや夏休みにかけて南米や亜熱帯地域へ旅行する人が増えることでそこからジカ熱に感染して帰ってくる旅行者もゼロではないでしょう。

ジカ熱感染の予防はまずはジカ熱が流行している地域に行かないこと、日本では虫除向けスプレーなどを使う、長袖長ズボを着用して蚊に刺されにくくするなどの対策しかとれません。

南米などの渡航歴がないのにジカ熱感染が発覚した場合は、すでにジカ熱が日本でも流行している可能性が高いといえるのです。

参考サイト

ジカウイルス感染症に関するQ&Aについて|厚生労働省



カテゴリ

最近更新された記事