健康的な食事がうつ病、気分障害に好影響をもたらす可能性

健康的な食事がうつ病、気分障害に好影響をもたらす可能性

健康的な食事を続け、悪い食事を絶つことによって精神障害であるうつ病や気分障害の症状が改善されることがわかってきました。

誰もが投薬をやめて食事だけで改善するところまではいきませんが、食事を健康的にすれば今まで落ち込んでいた気分がまた戻ってくる可能性は高いと考えられています。

健康的な食事で1/3の人がうつ症状が改善

豪ディーキン大学のフェリス・ジャッカ教授によって地中海型の食事をとった場合に、うつ症状が軽減されたりほぼなくなったりするかどうかの実験が行われました。

まず、実験の段階で1/3の人が病気の症状が軽減またはほぼ消失した状態になったと報告されています。そして地中海型の食事を食べなかった人で同様の良い状態になった人はわすが8%に留まったとのこと。

33%の人が地中海型の食事を摂ることでうつ症状が改善されたのは、このデータだけを見る限りは明らかに変化があることがわかります。

この研究結果については精神科医たちは食事が投薬の代わりになることはまずないとしながらも、投薬治療をしながら食事療法を取り入れることによってうつ病の治療に役立つ可能性があるとの見解を出しています。

地中海型の食事とは

今回の実験で用いた地中海型の食事とは以下の様な食材を利用しています。

果物、野菜、豆、魚、全粒穀物、赤身肉、オリーブオイルとナッツを大量に含む食事

とのことです。これを見る限りだと精製された炭水化物などを控え、低質な脂質を控えて良質な油に変えるようです。

別に地中海料理に拘る必要はなく、これらの低GI炭水化物と油はオメガ3脂肪酸などにすれば実験で食べるようにした健康的な食事の出来上がりです。

食事を変えると効果がでるのは太っていて食生活が乱れている人

この実験をもとに、バージニア州マクレーンの精神科医、ジョシュア・ウェイナー氏は、よりひどい食生活をしている人だ効果がわかりやすいといいます。

日本では白米に食パン、パスタなどをたくさん食べること、また偏った食生活でスナック菓子ばかり食べたりファストフードばかり食べている人も少なくなく、このような食事で食生活が乱れている場合、食事内容を変えることで軽度のうつ症状であれば対応できる可能性があるということです。

今回の実験で劇的にやる気が出てきて意欲的になった患者のひとりは、食事の実験が終わった後もゆるくではありますが継続していくことを誓い生活していくそうです。

ただし食事療法だけではなく引き続き投薬は変わらずに続けていく必要があり、食事療法が投薬に変わるものではないことも忘れてはいけないことです。

健康的な食事療法を日々の投薬治療に追加することが奨励される日は近いと考えられます。



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