座りすぎはアルツハイマーの原因に。運動しても無意味の可能性も

座りすぎはアルツハイマーの原因に。運動しても無意味の可能性も

UCLAの研究チームが科学誌プロスワンに発表した内容が世界に衝撃を与えています。何と、座り過ぎがアルツハイマー病になる可能性を高め、さらに座りすぎを解消するために運動をハードに行ったとしてもそれは帳消しにはできない、というものです。

座り過ぎによる病気になるリスク増加

事務職の場合は毎日8時間は座って仕事をしている可能性が高く、このような場合は多くの病気になるリスクを抱えています。よく知られているのは生活習慣病です。これは運動不足により脂肪過多、血行不良等が考えられるためです。特に加齢による代謝低下で食事内容が特に高カロリー、高脂質でなくても脂肪が増えやすくなります。糖質が多い食事も関係しており、糖尿病予備群は増える一方です。

このことから、一日を通して座っている時間が長い人は積極的に運動をして、食事習慣を改めることが推奨されています。基本的に生活習慣病に関しては座りすぎていても運動を毎日定期的に続けることによって改善される傾向であることは間違いありません。

しかし今回UCLAが発表した内容によれば、今回は脳の機能低下に影響を及ぼし、その影響は座りすぎを減らし運動をしても無意味であることがわかってきたということです。

座り過ぎで認知力低下

UCLAの実験によると座りすぎている人の脳には記憶に関わる部分に変化が見られ、運動をしたとしてもその変化は改善されなかったことがわかったそうです。UCLAが行った実験調査の概要と結果は以下のとおりです。

この調査でわかったことは、座りすぎている人が運動をしていても脳の記憶に関わる部分である内側側頭葉の領域の皮質の厚みに変化が現れていないことから、座りすぎている人が運動をしても再度皮質の厚みをもとに戻すことはできないということが判明したということです。

そしてこの厚みが薄くなるほど、認知能力が低下していことがわかっています。

座る時間を減らすしかないが、それはできない

この研究が本当に将来の認知能力低下とアルツハイマー病発症に大きな因果関係を持っているとすれば、事務職で座って毎日仕事をしている人たちは今すぐ座り仕事をやめなければならないでしょう。しかし現実にはそれは難しいと思いまいす。

今回の調査に関しては、1日ほぼゴロゴロして動かない人たちも対象に行なってほしいですし、プロ並みのアスリートにも調査を行うべきです。これだけでは個人差や遺伝子の違いや差があるためなかなか座り過ぎがアルツハイマーの原因になっている可能性があるとは言い切れないでしょう。

しかし運動時間を毎日とることは大切です。座る時間をへらすことはなかなか難しいと思いますが、1日の仕事の中で1時間に一度離席し、歩いたりストレッチをすることは大切です。この調査が事実であるとするならば、日頃から仕事の合間などに軽く動いて座り続ける時間が続かないように意識してみるのも良いかもしれません。



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