南海トラフ巨大地震の可能性と予想される被害

南海トラフ巨大地震の可能性と予想される被害

南海トラフ巨大地震は2つの巨大プレートが沈み込む南海トラフを震源とした地震に対してつけられた名前です。
過去最大級の破壊力を持っていると考えられ、南海トラフ巨大地震が起こると関東から西日本全域にかけて想像を絶するような被害がでることがわかっています。

南海トラフ巨大地震の震源

西日本全域がプレート

南海トラフ巨大地震の震源となる南海トラフは広域にわたっていて、上の日本地図の赤い部分がすべて震源になり得る場所と考えられています。

このことから、九州の沿岸から、四国は丸々すべてが震源となる可能性があり、近畿地方は沿岸半分が震源になる可能性があります。

そして関東付近まで南海トラフが続き、東海地方はすべてが南海トラフの震源になり得るプレート構造になっています。
これらが広域に一気に動き出すと、とんでもない振動が日本全体に伝わります。

沿岸に南海トラフがある

地図を見れば分かる通り、南海トラフ自体は沿岸にあり、震源は日本列島の真下にあるわけではないのが救いですが、これは東日本大震災と同じ震源域となるため、大きな津波が起こる地震になります。
熊本地震が内陸直下型で津波がなかったのはこのためです。

南海トラフ巨大地震の予想震度とマグニチュード

南海トラフ巨大地震は過去に何度も起こっており、周期性があるとされています。100年~200年周期で起きていて、今後起こる可能性が非常に高いのです。
そして過去に起きた南海トラフ巨大地震を知らべてみると、想定マグニチュードが8.6など信じられない強さの地震が起こっていたことがわかっています。そしてその当時、地震自体の揺れに加えて津波によって寛大な被害がでていることもわかっています。

2013年の政府の出した予想では、30年以内に南海トラフ巨大地震が起こる確率はなんと60%~70%と高く、マグニュードは8~9と過去にないくらいの威力が考えられています。

過去に起きた南海トラフ巨大地震

過去にこの南海トラフを震源とした大地震はたくさん起こっていて、どれも周期的に起こったことがわかっています。このことから今後ほぼ各日に同様の南海トラフを震源とする大地震と津波が発生するであろうことが懸念されているのです。

684年 白鳳地震
887年 仁和地震(203年後)
1096/1099年 永長・康和地震(209年後)
1361年 正平(康安)地震(255年後)
1498年 明応地震(137年後)
1605年 慶長地震(107年後)
1707年 宝永地震(102年後)
1854年 安政地震(147年後)
1944/1946年 昭和地震(90年後)

このように見ていくと、どんどん次の地震が起こるまでの間隔が短くなっていることがわかります。
最後の地震は90年で起こっています。現在昭和地震のときに逃げた経験がある人達がまだ生きていて、当時の状況を証言しているテレビ番組などもありました。

高台に走って逃げたそうですが、本格的に津波対策も進めていかないと危険であることがその話を聞いていると感じました。
マグニチュード9クラスの地震が起こるとすると、津波の高さは過去の南海トラフ地震の倍以上になるとも予想されています。想定内の堤防では防ぎきれないことがわかりますし、想定をさらに超えた津波対策が早急に必要であることもわかります。

南海トラフ巨大地震の被害予想

死者

南海トラフ巨大地震が起こった場合、死者は静岡県がトップで10万人を超えると言われています。続いて和歌山県で8万人。

建物の全壊

建物が全壊するのは愛知県がトップで39万棟。大阪33万棟、静岡32万棟。東京は2400棟が全壊予想です。都内の震度は5強と考えられているそうです。

津波の高さ

津波は震度7の場合、四国で34m、三重県で26m、静岡県で33mとなっています。震度7が天井ですから、マグニチュードが9レベルになると8と比較して数十倍のパワーが掛かると言われているため、この予想よりもさらに高い津波が襲ってくる可能性があるということです。

2016年に南海トラフ巨大地震が起こると予想されている

何を根拠に・・・と思いますが、地震研究者などの間では2016年に南海トラフを震源とする巨大地震が起こる可能性が高いと2013年頃に話題になりました。

熊本地震によって南海トラフに刺激があり、さらに南海トラフ巨大地震が起こりやすくなっているという意見も出ていますし、有識者会議では30年以内に80%前後の確率で起こることは散々言われていることですので、今から地震対策をしておく必要があります。

参考サイト

南海トラフ地震の被害想定|朝日新聞デジタル
南海トラフで発生する地震|地震本部



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