熱中症対策で水分の摂り過ぎに注意

熱中症対策で水分の摂り過ぎに注意

熱中症はここ10年位でずいぶんと知られるようになりました。気温が非常高くなり、体力のない高齢者や子供の場合熱中症で死亡することも稀ではありません。

そこで熱中症対策として水分補給が勧められています。汗で失われた水分を補給することが大切ですが、同時に汗と一緒にでていってしまった体内の塩分も補給しないと、水分だけが補給されて血中塩分濃度が下がることが危険視されています。

最近では塩分が多めに入った熱中症対策用のスポーツドリンクや清涼飲料水が夏場になるとたくさん売られています。どれくらいの水分補給で塩分濃度が低くなってしまうか、熱中症対策で水分補給しすぎるとどれくらい危険なのかを詳しく解説していきます。

水を飲みたくなくなったら危険

熱中症対策として水分補給はこまめにするように言われますが、実は水分を摂り過ぎてもう水は飲みたくないな、と思ったら、そのときが塩分濃度が下がっている証拠。脳はしっかりと危険信号を出して、これ以上水分補給するな、という信号を出しています。

しかし今熱中症が危ないと言われているから・・・という理由で水を飲み続けるのはよくないのです。

この時に必要なのは塩分です。体は水分が必要なことは変わりありませんが、それ以上に汗で出て行った塩分を補給してあげなければいけません。

この状態が続くと以下の様なサイクルになり危険です。

  1. 汗が大量に出て行く
  2. 水を飲んで失われた水分を補給する
  3. 体内の塩分濃度が薄くなる
  4. 体内の塩分濃度のバランスをとるため水分が出て行く
  5. 体内水分が減って塩分濃度が元に戻る
  6. 結果的に体内の水分量は減ったまま

水分を取り過ぎると結果的に体内のバランスを整えようとして体の水分量が絶対的に減ります。

これを自発的脱水と言います。
熱中症によって水分が失われるのではなく、体が自動調整することで水分が減ってしまうのです。

塩分と糖分の入った水分補給が望ましい

熱中症を予防するのに、いきなり塩分の入った水分を飲む必要はありません。水や麦茶などなんでもOKです。

しかし大量の発汗で水分が失われる場合には、やはり塩分が入ったものを飲んだほうが良いでしょう。先ほど書いた自発的脱水を防ぐことができます。

ちなみに塩分だけでなく糖分も入っていると、腸で水分を吸収しやすくなると言われています。だからスポーツドリンクなどは糖分が入っているわけです。

糖分はエネルギー源にもなりますが、より効率よく体内に水分補給するための栄養バランスがスポーツドリンクは整っていると言えます。さらにここに塩分を多めに配合している熱中症対策用スポーツドリンクは大量の発汗後には最適と言えます。

熱中症対策のための水分補給の方法・結論

・普段から水分補給する場合は普通の水や麦茶でOK
・スポーツや日中の大量発汗後は水や麦茶ではなく熱中症対策用の水分が必須
・食事で塩分補給するのも大量発汗後は意味がある
・汗が出たら塩分補給、という考え方が最適
・汗が出て行っていないのに塩分補給する必要はない

参考サイト

熱中症について|大塚製薬



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